日本全国で介護が必要な高齢者が増えている
高齢になるにつれて動かなくなったり、何もしなくなったりすることによって、介護が必要になる。高齢者が要介護になる原因の半数が上記が原因だといわれている。この問題に対して適切に介入することによって、その人自身がより活発に動くことになり、介護が必要なくなる。これらの取り組みを介護予防という。
オムロンが取り組んでいる介護予防
オムロンは介護が必要になってきている高齢者への生活課題の聞き取り調査にICT機器を用いることによって、誰でも高水準な介護予防ができるように補助をする。
生活課題の聞き取り調査のことをアセスメントと呼ぶ。アセスメントは難しい。何が問題となっているのかを聞き取りすることが重要となる。一言で「入浴が難しい」といっても、浴槽をまたぐのが難しい場合もあれば、身体を洗うのが億劫に感じている人もいる。生活のどの場面のどういうポイントが難しいのかを、誰でも簡単にアセスメントできるようなれば、高齢者がどんなことに取り組めば一人で暮らしていけるかが見えてくる。
アセスメントの際にはiPadを用いて聞き取りを行う。そこにはオムロンが開発したソフトが導入されている。それを使うことによって、誰でも簡単に高水準なアセスメントを行うことができる。必要な介護予防支援を受けることのできる高齢者が増えるようにオムロンは全力で取り組んでいる。
取り組みは大分県や大阪府に広がっている
すでに大分県や大阪府の自治体が協力している。とくに大阪府は要介護や要支援の認定を受けている高齢者が多い地域だ。ひとりでも多くの人が住み慣れた家や町に暮らせることが、これからの社会では重要になる。
オムロンの公式ページと取り組みが紹介された動画
— とも@介護×テクノロジー (@ttomyuk) February 5, 2024